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アドベントカレンダー2023の最終盤!Merry X'mas!

アドベント24日目です。いよいよアドベントも最終盤。Merry X'mas!

 

本日のアドベント(小さな贈り物)

クリスマスイブの24日は、「新時代のPodcasts展開」第4弾!完です。

stand.fm

noteの文字起こし記事も同時公開です。

note.com

なぜYouTubeは成功したか
YouTubeYouTubeで、実はYouTuberという職業まで生み出した。収益化しようと思ったらYouTuberになれ、と言われているぐらい職業にしちゃって、収益化モデルとしては成功したんですよね。ある意味、これはすごいことなんです。他にそこまで成功したSNSは、なかなかないわけですよね。だからYouTubeってそういう意味ではすごい。

なんでYouTubeは成功したのか。これはやっぱり、映像を載せれるだけじゃないんですね。やっぱ検索エンジンなんですよ。YouTubeっていうのはね。そこで見たいものが見つかるから、だからみんなYouTubeを見るんですよね。これがたまたま映像だっただけで、これからはこれが音声にも広げられると。ポッドキャストもそこに加わった。だから見つけられるわけですね。そこで見つけられる。しかもそこで、人気番組、人気チャンネルになれば、収益化の可能性っていうのは一つ広がるわけです。

収益化モデルの二つのタイプ
ここで実は、収益化モデルっていうのはいくつかあって、YouTubeみたいな収益化モデル、広告ベースの。これもあるんですが、やっぱりYouTubeもちょっと動き出してるのは、コミュニティ化あるいはメンバーシップですね。もう一個はメンバーシップっていう考え方で収益化していくというパターンがあるんです。

このメンバーシップで、収益化が成功してるとは言い切れないけれども、そこにチャレンジしてるのがSNSとしては日本ではnoteですね。noteがそういうメンバーシップによる収益化ということに挑戦していて、これある程度うまくいってる。ある程度ね。そんなにうまくいってるとは思いませんけども、ある程度はうまくいってる。

それからもう一個、音声配信の世界では、スタンドFMなんですね。スタンドFMが唯一やっぱりそういうメンバーシップによる収益化というモデルをちょっとやっている。それ以外、Spotifyとかはやっぱりまだ広告モデルなんですね。YouTubeも今のところまだ広告モデルメインなんですが、これメンバーシップ機能をこれから入れていくんだろうなと思いますね。

ポッドキャストは収益化できるか
その点で、Spotifyはどうするか、Amazonはどうするか。これいわゆる音楽配信でプレミアムリスナーっていうのが音楽を聞くということでいて、そこに付随的にポッドキャストも入ってくる。そんな話になってるんで、これポッドキャスターに還元する仕組みは今のところないんですよね。それはやっぱり広告モデルぐらいしか今のところないわけなんですよね。

だからこの、メンバーシップモデルと広告モデルって私呼んでるんですけれども、YouTubeはとりあえず広告モデルで一つ、これまで映像で成功してきた部分が、ポッドキャストの世界までどこまで及ぶのかっていう問題と、もう一つはやっぱりメンバーシップというね。スタンドFMやnoteがやってるようなメンバーシップ的なものがどこまでSNSの世界でね、存在していけるのかという。そんな話になってくると思うんですが。

収益化しなければ存続できない
ここで私は、収益化、収益化ってわざと言ってるんですけども、それは金が儲けたくて言ってるんじゃなくて、収益化しなければ存続できないですね。これはホスティングサービスも存続できない。配信サービスも存続できない。そしてポッドキャスターも、他にお金稼いでればいいですけども、趣味でやってる分にはいいですけども、そうじゃなくてある程度それを、そこに時間とエネルギー注いでやってる人にとっては、これやっぱり収益化しなければ存続できないんですよね。

 

明日の予告(当日〜翌朝9時まで)

そして、明日はいよいよ最終日。

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こうして、大学教員としての人生が始まった。小中高大とすべて国公立だった私が、初めて《私立》の世界を知ることになる。

地方の小さな私大の悲哀
1992(平成4)年から日本の18歳人口が減少し始めた。92年の205万人が、2000年には151万人に激減する。さらに2010年には120万人まで減少する。

地方の小さな私大は、少子化の影響をまともに受ける。しかも入試の偏差値が低い大学ほど、入学者の激減につながりやすい。

91年にバブル経済が崩壊して以降、日本経済は低迷した。学費の高い私立音楽大学は景気の影響も強く受ける。

私立の音楽大学に私が就職した1996年には、18歳人口はすでに173万人に減少していた。それまで、ある意味ぜいたくに不合格者を出していたのがウソのように、定員割れが現実味を帯び始めた時期である。

しかし、教授会メンバーの意識はそう簡単には変わらない。自らが変わることには極めて消極的なのである。現実を受け入れたくないのだ。生き残るためには、現実の変化に対応して自らを変えなければならないのに、なかなかそれができないのである。口をひらけば「昔はこうだった」という話ばかり聞かされた。当時はまだ、教授会の権限が強かった。

しかも音大の教授会である。当時、一般教養の教員も8名ほどいたが、大多数は音楽の教員である。法学部出身の私にとっては、もたもたとした会議の進行がまどろっこしくて仕方がない。毎回ほぼ同じ議論がくりかえされ一向に結論にいたらない状況も苦痛でしかなかった。まともな原案作成者がいないので、つねに平場の議論が繰り返されるのだ。

政治学者としてそれなりに名を上げるつもりでいた私は、専任1年目は「とにかくかかわらない」ことを心がけた。当時の私は、一般教養ではなく政治学の専門教員として、数年のうちには法学政治系の学部のある大学に移りたいと考えていた。

いまの私学では考えられないことだが、当時の担当授業は週3コマだけであった。90分3コマの授業を年間30週(当時は26週ほど)きちんとやりさえすれば、あとは教授会といくつかの委員会に顔を出すだけで、ほぼ「年齢」万円の月給がもらえた時代である。

授業と会議以外の時間は、さっさと自宅に戻り、自分の研究に時間を充てていた。ところが、この生活は1年しかもたなかった

その後、大学運営にどっぷりと浸かっていくことになるのだが、きっかけは二つあった。一つは、学生への責任である。もう一つは、原案作成や根回しを含めて、自分でやった方が早いしストレスも感じなくて済むということであった。

赴任1年目の年度末に、ヨーロッパ研修旅行というのがあった。音大3年生を引率して、2週間のぜいたくなヨーロッパ研修に出かけるというものだ。2週間は貴重である。旅行のあいだ、空いた時間を研究に充てようとスーツケースには和書・洋書数冊をつめ込んだ。離陸の飛行機の中で、さっそく洋書をひらいた。が、数分もせずにもろくもこの目論見は崩れ去った

初めて飛行機に乗る学生も多く、離陸と同時に機内は黄色い声であふれた。当時のその音大の女子学生比率は95%を超えていた。私たちが引率するグループの100名近い学生たちは、すべて女子学生であった。

とても集中できる環境ではなかった。私は、洋書を閉じた。しかたない、せっかくだからこの2週間を楽しもう。そう心に決めた。
それからの2週間は実に楽しかった。いや、目一杯に楽しい旅行にしてやろうと、ソーシャルマネジメントを徹底したのである。

 

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アドベントカレンダー2023

adventar.org

 

本日の更新情報(note&Pods

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はじめるradioキャンパスのシーズン3の第38エピソードでは、クリスマスイブの思い出や人生の振り返りが話題となっています。また、大学の学長としての経験や北海道の芸術系大学への転職についても触れられています。北海道のジンギスカンの美味しさや北海道の雪の少なさについてお話ししています。冬の雰囲気を楽しみながら、散歩中には豊平川河川敷の様子も紹介されています。天候は予報通りにはいかないこともあり、寒さを感じながらも気温が上がったり雪が降らなかったりすることにも触れられています。散歩中に冬一郎君はビショップという7歳の男の子に出会い、とても嬉しそうに遊んでいました。