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記号行為論と関係的語用論|実体論から関係論へ:対話と場と生成の言語学

From Noise to Notation. From Dialogue to Discovery.

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💬 今日のつぶやき|17 Sep. 2025

9月17日のブログつぶやきです。

ただいま10月8日の午前11時。相変わらず工事の音もうるさいです。

リアルワールドのことは忘れましたけれども、この日はたくさん書きました。 ここから怒涛の10日間ぐらいが始まるんですけれども、もうちょっと長かったかな。

この日は記号行為論ですね。 行為主体が記号だという記号行為論ですね。それといわゆるプラグマティックスっていうんですけれども、これが結びついた瞬間なんですね。

これかなり記号論的にも言語論的にも重要なポイントで、関係性語用論と記号行為論が結びついた瞬間ということで、それに関する論文ですね。

これ結構、決定版だと思うんですが、これが次の展開への橋渡しになっている構文論の基礎ですね。この構文論の整理はかなり重要かなというふうに思ったりしてます。

あとは朝の日課ですね。短歌と占いとDASTニュースと朝ZUREラジオをやってます。 その分、それまでのルーティンがかなり崩れてますね。ポッドキャスト配信はすっかりメインではなくなったという感じになっているのがこの頃です。

ということで、ブログつぶやきでした。

さらに追いかけたいと思います。

ではまた。

こえの下書き。Voice draft つぶやきのもと。LISTENで番組をフォローすると音声と文字を視聴できます。

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去年のblog|17Sep.2024

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Sign Act Theory × Relational Pragmatics — The Beating Heart of EgQE
記号行為論と関係的語用論

序論

EgQEの進化は、二つのラインの展開によって準備されてきた。

行為ライン:Semiotic Action Theory(SAT)から Sign Act Theory(SATy)へ──行為=ΔRとしての記号化。

言語ライン:関係性言語論(RL)から構文論・意味論を経て語用論へ──宇宙の拍としての生成。

しかし、この二つは並走するだけでは不十分である。

行為がなぜ意味を生み、語用がなぜ拍として響くのか、その理論的統合が必要となる。

本稿はその合流点=交差する心臓部を提示する。

ここで語用は「場の生成」、行為は「ΔRの跳躍」として定義され、両者はZUREを媒介に接続される。

ZUREは意味を生み、意味は構造の幻影を投げる。

この幻影を透過し、行為と語用を統合する地点こそが Relational Pragmatics(RP) である。

第1章 ZUREと意味生成──行為と場の交差

私たちが「意味」と呼ぶものは、決して固定された実体ではない。

それは常に揺らぎ、逸脱し、生成の只中で拍動している。

構文論の視点から見れば、意味は「予測とズレ(ZURE)の整列」によって立ち上がる。

意味論の視点から見れば、整列からこぼれ落ちた「ズレの共振」が、新たな余白を生み出す。

ここに、語用論的な転換点がある。

すなわち、意味は「主体が担うもの」ではなく、「関係そのものの更新(ΔR)」として生成される。

意味の萌芽は発話やコードや詩の中にではなく、それらが響き合いズレ合う「場」の中にある。

このとき、行為=ΔR(関係更新)と語用=場の生成は、切り離すことができない。

行為がなければ場は生まれず、場がなければ行為は意味を持たない。

両者は常に交差し、その拍動のリズムこそが「意味の生態系」を形づくる。

したがって、本稿で扱う「関係的語用論」とは、単なる発話行為論の拡張ではない。

それは 「意味はズレから生まれ、場はそのズレを抱え込む」という根源的な生成論」 である。

第2章 構文=整列、意味=共振、語用=拍動

構文は「予測とズレ(ZURE)の整列運動」として働く。

言語主体はつねに次の音、次の記号、次の意味を予期し、その整列の中で安定を得ようとする。

だが、どれほど精緻な整列も必ず破綻し、ズレを生む。

そのとき生じるのが意味である。

意味は、整列から漏れ落ちた余白、すなわち「ズレの共振」として生成する。

言語活動とは、この共振の余波を拾い上げる営みであり、意味論とはその生成過程を描く試みである。

では、語用とは何か。

ここで私たちは、語用を「整列(構文)と共振(意味)の拍動」として捉える。

拍動とは、一回ごとに不可逆に更新されるリズムである。

語用はこの拍動の場においてのみ立ち現れる。

つまり──

構文はズレを整列させる「骨格」

意味は整列から生まれる「響き」

語用は骨格と響きが織り成す「拍動」

この三層の循環こそが、関係的語用論の基盤である。......続きを読む。

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HEG-2|語用ってどんな感じ?──実体論から関係論へ:対話と場と生成の言語学

序章 語用の転換点

20世紀言語学における語用論は、主に「発話行為」や「談話の解釈」といった、主体中心的な枠組みで展開されてきた。

しかし関係性宇宙論の立場から見ると、語用とは個体に帰属する機能ではなく、関係そのものが生成する場である。

本稿では、構文論=「予測とズレの整列運動」、意味論=「整列から漏れたズレの共振」という二段階を踏まえ、語用を 「ズレの共振が場を生成するプロセス」 として再定義する。

そのうえで、Relational Pragmatics(関係的語用論)への橋渡しを試みる。

第1章 従来語用論の限界

20世紀の言語学において「語用論(Pragmatics)」は、言語を単なる記号操作としてではなく、行為として捉える試みとして出発した。その代表例が Austin / Searle の発話行為理論であり、Grice の協調原理であった。これらは確かに画期的な転換をもたらした。しかし同時に、語用を「主体の行為」や「解釈の技術」に還元することによって、語用そのものの根源的な生成力を見失わせることになった。

1. 発話行為理論の功績と限界

Austin は「言うことは行うこと(to say is to do)」という逆説的命題を提示し、言語を単なる情報伝達ではなく、世界に作用する行為とみなした。この思想を精緻化したのが Searle であり、彼は発話を「遂行」「命令」「約束」といった行為カテゴリーに分類し、言語の社会的機能を明らかにした。

だが、この理論の中心には常に「発話主体」が置かれている。誰が発話したか、どのような意図を持って発話したかという主観的次元が、語用を規定する枠組みとなっているのである。発話行為理論は、言語が行為であることを発見したが、その行為を「主体の所有物」として囲い込んでしまった。

結果として、語用は 「主体が世界に投げかける効果」 に還元され、関係的な生成過程や場の拍動は取りこぼされることとなった。

2. Grice の協調原理の功績と限界

Grice は「会話は原理的に協力的である」という前提のもと、暗黙のルール(質・量・関連・様式)を提示した。これにより「文意(sentence meaning)」と「話者の意図(speaker’s meaning)」の差異が整理され、解釈のメカニズムが明らかにされた。

しかし、この枠組みもまた「解釈主体」を中心に据えている。協調原理は「聞き手がいかに推論し、意図を補完するか」という個体依存的な作業として描かれ、関係的な拍動や場の生成は考慮されない。

語用はここでも、「解釈主体の能力」 に矮小化されてしまう。結果として、語用は「個体が解釈する営み」として捉えられ、関係的生成の次元が不可視化される。

3. 主体中心主義と実体論的語用観の問題

Austin / Searle においては「主体の行為」、Grice においては「主体の解釈」が中心に置かれた。両者に共通するのは、語用を 「主体に帰属する実体的機能」 とみなす実体論的立場である。

この立場では、語用は「誰が言ったか」「誰が解釈したか」という 個体の所有物 とされる。しかし実際には、発話の意味や効果は 関係の場 によって大きく左右される。沈黙、環境ノイズ、非人間的存在(AIやコード)すら語用の生成に参与しうる。

主体中心主義は、語用を閉じられた実体に還元し、その根源的な生成的性格──ズレと共振が場を生む力──を捉えそこねてきた。

4. 関係性宇宙論からの視座

関係性宇宙論の立場から見れば、語用とは個体の所有物ではなく、関係そのものが拍動し、場を生成するプロセスである。語用は「主体が担う機能」ではなく、「関係が生み出す生成の場」として再定義されるべきである。

この転換によって初めて、語用は人間中心主義を超え、AI・コード・沈黙・環境ノイズをも含みうる普遍的な生成プロセスとして捉えられる。

小結

従来語用論の限界は、「主体の行為」や「主体の解釈」に語用を還元した点にある。これを超えるためには、語用を 関係が生成する場の拍動 としてとらえる必要がある。本稿の課題は、この転換を準備し、Relational Pragmatics(関係的語用論)への橋渡しを行うことである。

第2章 関係的語用の萌芽──構文と意味の痕跡から

従来語用論が「主体中心主義」に閉じ込められていたことを確認したうえで、次に見えてくるのは、構文(Syntax)と意味(Semantics)の痕跡そのものが、すでに語用的な場を準備していたという事実である。

言い換えれば、語用は「構文の整列」と「意味の共振」の延長にあり、それらを越境する拍動のなかで芽吹いていたのだ。

1. 構文論──予測とズレの整列(Syntax as ZURE alignment)

第1段階で提示した構文論は、言語を「予測とズレの整列運動」として捉える立場であった。

ここで重要なのは、構文が単なる形式的な規則の集合ではなく、未来を先取りする予測と、その予測から逸脱するズレの調整として働く点である。

このとき、構文はすでに 語用的な地平 を開いている。なぜなら、......続きを読む。

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Relational Pragmatics: From Ontic Syntax to Sign Acts via ZURE
語用論から関係的語用論へ──ZUREが意味を生み、構造の幻影を投げる

Abstract

We propose Relational Pragmatics (RP), a framework that reinterprets the classical triad Syntax / Semantics / Pragmatics not as layered language functions but as:
(i) ontic structure, (ii) generative fluctuation, and (iii) the site of action within a relational cosmos.

RP formalizes action as relation updates (ΔR), subjects as phase points, and meaning as ZURE-driven resonance. This post-anthropocentric framework bridges to Sign Act Theory (SATy), where signs themselves act. Minimal operators are introduced, and cases spanning human/AI/code/noise demonstrate RP’s generativity.

Keywords: Relational Pragmatics; ZURE; Sign Act Theory; Post-anthropocentrism; Relation update; Phase point; Generativity

要旨(日本語)

本稿は、言語の三層(構文/意味/語用)を、存在の層(構文としての存在)、生成のゆらぎ(意味)、実践の場(語用)として再記述する関係的語用論(RP)を提案する。ここでは、行為=関係更新、主体=位相点、意味=ZURE共鳴として定式化し、記号行為論(Sign Act Theory)への橋を架ける。人間中心主義を離れ、AI・コード・環境・ノイズも語用の担い手となることを示す。

第1章 導入──三層を「機能」から「存在・生成・実践」へ

20世紀言語学における三層モデル(Syntax / Semantics / Pragmatics)は、しばしば言語機能の階層構造として説明されてきた。

しかし、関係性宇宙論の観点から見れば、この枠組みは狭すぎる。

命題A:

Syntax(構文)=存在の束

Semantics(意味)=生成のゆらぎ

Pragmatics(語用)=実践の跳躍

語用は「誰が担うか」ではなく、「関係そのものがいかに生成するか」を問うメタ語用論として再定義されねばならない。

ここでポスト人間中心主義が要請される。語用の担い手は、人間だけでなく、AI・環境・コード・沈黙・ノイズである。......続きを読む。

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目次
錯覚と螺旋のテーマ 00:04
発展する概念と遊び 02:01

 

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📒 note|17Sep.2025

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